

ギフトを渡すとき、「つまらないものですが…」といって渡す人は、いまだに多いようだ。日本風の奥ゆかしい表現として、今まで決まり文句のように使われてきたが、あまり使わないほうがいいいかもしれない。なにしろ「そんなつまらないものなら、もらってもしようがない」ということになるのが現代だ。お土産が食べ物であれば、近所でおいしいものを見つけたとか、このごろ評判のお菓子ですからとか、相手がさっそく食べてみましょう…という気になるような言葉がふさわしい。そして、その風呂敷なら小さくたたんで、さっさとバッグにしまえばいい。困るのは紙袋だが、これも、できれば小さくたたんでバッグに入れるのがいちばんいい。それができないくらい大きな袋のときは、とりあえずたたんで、そばに置いておその際は、帰るとき一緒に持ち帰るのが礼儀。しかし、最近では親しい関係なら「お手数ですが、処分してください」と、帰りぎわに相手に渡してしまってもマナー違反とはされなくなっている。
就職祝いをごく親しい人にいただいた場合は、お返しは必要ありませんが、お礼の手紙やごあいさつは忘れないようにしたいものです。また、就職祝いをいただいた本人が、はじめての給料で無理のない金額の品物を買い、近況報告にうかがうことが、なによりのお礼となるはずです。親がお返しをするときのめやすは、お祝い金やいただいた品物の金額の3分の1〜2分くらい。紅白蝶結びの水引のついたのし紙で、表書きは「卒業記念」「御礼」「就職記念」「内祝い」などとします。就職祝いはとてもめでたいことなので、是非とも周りの人を招いて、派手に内祝いをしたいものですね。
たとえ決まりきった季節の挨拶とはいえ、いただき物である以上、お返しとしてお礼状を書くのは当然のことである。お中元・お歳暮だからといって、ほうっておいていいはずがない。ものをいただいたということは心をもらったということであり、その心づかいに対するお礼の心を、こちらも返さなくてはいけない。「ありがとうございました」の言葉とともに、もらったものをこのように使ったとか、どんなにおいしかったかを書き添えておくこと、そして、遅くとも2〜3日中には礼状を書くようにしよう。そうはわかっていても、つい延び延びになりがちなので、届いたその日のうちに書くくらいの覚悟をしておこう。封書で出そうと考えるとおっくうになって、気がついたらもう一週間が過ぎていたなんてことにもなりかねない。はがきでかまわないから、とにかく礼状は、早ければ早いほどいいと心得よう。